東広島市は人口増加中の都市?東広島市の人口推移とその理由を解説
広島県東広島市へお引越しをお考えの方の中に、東広島市が住みやすい街なのか、どれぐらいの人が住んでいるのかが気になっているという方はいらっしゃいませんか?
これからご自身やご家族の方が住む場所の住みやすさを考える際には、その地域の「人口」が一つの判断基準になってくるのではないかと思います。
今回は、東広島市の人口に関する情報をお伝えします。
□東広島市の人口推移
東広島市のHPに記載されている、平成2年から27年までの「東広島市の人口の推移(国勢調査)」は以下のようになっています。
平成2年:142,088人
平成7年:165,153人
平成12年:175,346人
平成17年:184,430人
平成22年:190,135人
平成27年:192,907人
また、広島県全体の人口推移はこちらになります。(広島県HPより)
平成2年:2,849,847人
平成7年:2,881,748人
平成12年:2,878,915人
平成17年:2,876,642人
平成22年:2,860,750人
平成27年:2,843,990人
二つの統計を比べてみると、東広島市には広島県全体の約5%~7%の人口であることが分かります。
広島県には他の有名な都市に、広島市、福山市、呉市などがありますが、東広島市もこれらの都市に続く人口規模となっています。
ただ、広島県の人口推移は平成12年から27年にかけて少しずつ減っている一方で、東広島市は年々人口が増えています。
地方都市で人口が増加するのは珍しいことですよね。
□東広島市はなぜ人口が増加しているのか
では、東広島市が地方都市であるにもかかわらず、人口が増加している理由は何なのでしょうか?
ここでは、東広島市の人口増加の原因をいくつか挙げたいと思います。
*有名大学の存在
広島県に存在する大学の中でも特に有名な国立の広島大学の研究科・学部のうち、工学部や生物生産学部、教育学部、理学部、総合科学部、文学部、その他の施設等が1980年代~1990年代に東広島キャンパスに移転しました。
また、広島大学以外にも、近畿大学工学部、広島国際大学東広島キャンパスという3つの大学があり、学生の数は約2万人となっています。
もちろん、すべての学生が住民登録をしているわけではないと思いますが、それを踏まえても東広島市の人口のおよそ10%が学生であるということですね。
*高い出生率
東広島市の人口が増えている背景には、出生率の増加も考えられるでしょう。
少しデータが古いですが、平成24年の合計特殊出生率は1.70となっていて、同じ年の全国平均1.41、広島県平均1.54よりも高い数値となっています。
(「平成26年東広島市子ども・子育て支援事業計画(案)の概要 東広島市」より)
出生率が高いということは、子どもの数が多いということになるので、東広島市は子育て環境の充実化や定住してもらうための政策にも力を入れています。
こうした子育て環境の充実も、人口増加につながっているのです。
東広島市は、広島県の中でも人口が増加していて、人口の面で考えると住みやすい街と言えるでしょう。
人口が増えればそれだけ子育て環境や都市の発展にもつながるので、東広島市への引っ越しをお考えの方は、ぜひ候補に入れてみてくださいね。